HDCP制の改善を有識者の方に相談する

スズキカスタムを含むASLイベントで導入されているHDCP制(ハンディキャップ制)。実力差に応じた初期ポイントが、強豪の競技性と下位チームの挑戦をどう両立させるのか、更なる改善を検討。

by NAPARD • Last update:2026/10/31 ASL Alliance APEX

HDCP Ranking

強いチームが勝つ原則を残しつつ、下位チームにも優勝の可能性を

ASL / 2027 RULE DISCUSSION · 意見募集の検討資料・未決定

2027年、ASLの
ポイント制度をどうする?

強いチームが勝つ原則を残しつつ、下位チームにも優勝の可能性を。

ASLは到達ランクやK/Dで参加を絞らず、ゴルフのハンデのように実力差を調整する。強豪も油断できず、挑戦者にもジャイアントキリングのチャンスがある。競技性・公平性・エンタメ性を両立させたい。

競技性とエンタメ性を理解し、バランス感覚やセンスを持つ数名の有識者をアドバイザーに迎え、率直な意見を取り入れたい。中心は2027年の主催カスタムでポイント制度を変えるか、ALGSの順位配点を参考にするか。忌憚なきご意見を伺いたい。

01 / 順位ポイント

🏁 ① 順位ポイントをALGS式に?

一度の勝利と4試合の安定感を、どう評価するか。まずは1マッチの順位配点を比べたい。

現行ASL × ALGS Year 6単位:pt / 1マッチ
順位ASL現行ALGS差分ALGS−ASL
1位712+5
2位59+4
3位37+4
4位15+4
5位04+4
6位03+3
7位03+3
8位02+2
9位02+2
10位02+2
11〜15位01+1
16〜20位000

出典:ALGS Year 6公式ルール Appendix C6.1(PDF 31ページ)。各マッチの順位配点であり、Pro League Points・Championship Pointsとは別。

20位まで、得点の届き方を見る
ASL現行ALGS Year 6

共通スケール:棒の最大幅=12pt。上段ASL / 下段ALGS。

1位
7
12
2位
5
9
3位
3
7
4位
1
5
5位
0
4
6位
0
3
7位
0
3
8位
0
2
9位
0
2
10位
0
2
11位
0
1
12位
0
1
13位
0
1
14位
0
1
15位
0
1
16位
0
0
17位
0
0
18位
0
0
19位
0
0
20位
0
0

ASL|上位4チームに集中

上位入賞の価値が明快。ただし5位以下の生存・順位上昇は得点にならない。

ALGS|15位まで評価

APEXプレイヤーに馴染み深い配点。懸念はキルポイント無制限の大会で使われる点。上限を設けるASLにも合うか。同じ配点帯では順位が上がっても加点されない。

1位と2位の差|2pt → 3pt

1位は7→12pt、2位も5→9ptへ。優勝の絶対得点と、安定して上位に残る価値の両方が増す。

CASE STUDY / 4 MATCHES

同じ4試合でも、評価が逆転する。

チームA|安定型

3位 → 5位 → 4位 → 6位

チームB|爆発型

1位 → 12位 → 15位 → 18位

ASL現行なら、Bが上回る

A / 安定型4pt

3 + 0 + 1 + 0 = 4pt

B / 爆発型7pt

7 + 0 + 0 + 0 = 7pt

ALGS方式なら、Aが上回る

A / 安定型19pt

7 + 4 + 5 + 3 = 19pt

B / 爆発型14pt

12 + 1 + 1 + 0 = 14pt

※順位ポイントのみ。キル・HDCPは含まない。棒の最大幅は共通で20pt。この例だけで制度の優劣や総合順位は決まらない。

💬 ALGSの順位配点を、そのまま導入すべきか?

A|ALGS方式を採用

利点:生存・安定感を広く評価。馴染みある配点。

懸念:HDCP・キル上限との比重を検証。

B|現行ASLを維持

利点:上位4チームの明快さと運用実績を維持。

懸念:5位以下の粘りを評価できるか。

C|ASL独自の中間配点

利点:4マッチ制・参加者層に合わせられる。

懸念:配点の根拠・試算・説明が必要。数値は未定。

キル上限・HDCPとのバランスも踏まえ、どの案が合うか、理由や改善案を聞きたい。

02 / キルポイント

🎯 ② 撃破の価値を、どう設計するか?

キルは華。だからこそ上限を設ける。

キルは野球のホームランのような華。ただし実力差のある場でキルムーブが過度に有利になれば、圧倒的な戦闘力が順位ポイントやHDCPの効果を上回り、一方的な展開を招く。現行は1キル1pt・1マッチ上限5pt・4試合最大20ptとし、得点の独占を抑えている。

「強いチームが勝つこと」と「強いチームが一方的に破壊し続けること」は同じではない。

キルの価値を否定せず、一定数を超えた得点化を制限し、順位上昇やチャンピオンにも価値を持たせる。実際のキルを禁止するものではなく、上限の完全撤廃を前提にもしない。

基本6pt+競技勢1人につき上限−2pt

1キル1ptは維持。順位配点の上昇と競技経験による調整を見据え、基本上限を5→6ptにする提案だ。一律の緩和が主目的ではない。

上限 = 6 −(競技勢人数 × 2) チーム単位・全4マッチ共通

人数別の上限|ゲージ最大幅=6pt

競技勢

1マッチ

4試合最大

0人

6pt

24pt
1人

4pt

16pt
2人

2pt

8pt
3人

0pt

0pt

獲得点から2ptを引くのではなく、チーム共通の上限を下げる。 一般プレイヤーのキルも同じ枠に含む。競技勢1人なら10キルでも4pt、2キルなら2ptのまま。3人のフルパは15キルでも0ptだが、実キル数は記録し総合同点時の順位判定に使う想定。

競技勢の参加は、制限ではなく歓迎する。

ハンデは罰則ではなく、実力差の調整。勝利へのハードルを上げ、その上での勝利を讃えたい。「余裕で他チームを狩る」のでなく「油断すればハンデ差で負ける」。順位ポイントを取りこぼせない真剣な競技勢フルパと戦えることにも価値がある。一方、キル得点0ptが競技性・参加意欲に与える影響や、一般プレイヤーを含むチームの納得感は検証が必要だ。

🏆 最終戦も上限維持。動機は賞品でつくる。

第4マッチも同じ上限を適用する。最後だけ無制限にすれば、3試合で保った戦力差調整が大量キルで崩れ、制度の目的と矛盾する。ただし総合優勝が難しくなった強豪の意欲低下は課題。その解決を得点開放だけに求めない。

総合優勝

大会全体の最高成績を表彰・賞品で評価。

最終戦チャンピオン賞(仮称)

総合優勝に近い価値の特別賞品を検討。

総合下位でも最後のチャンピオンを目指す意味を残す。 第1〜第4マッチの得点ルールは統一し、追加得点は設けない。 賞品名・金額は未決定で、総合順位への意欲を完全に保証する策でもない。

💬 基本6pt+競技勢1人につき−2ptは妥当か?

競技勢3人で0ptは適切か。一律5ptより経験別の上限が公平か。最終戦の上限維持と特別賞品は有効か。想定される試合展開も添えて、反対意見・改善案を聞きたい。

03 / HDCPと賞品獲得資格

⚖️ ③ 挑戦者に、どこまで可能性を与えるか?

①をALGS方式にし、②の上限調整を加えるなら、HDCPも釣り合いを見直したい。下位チームのチャンピオン・上位入賞を総合優勝につなげつつ、初期HDCPだけで賞品が決まらないよう、配点引き上げと3pt資格制をセットで提案する。

プレイヤー1人あたりのHDCP比較
ランク現行新提案増減
プレデター0pt0pt±0
マスター4pt4pt±0
ダイヤモンド6pt7pt+1
エメラルドプラチナ相当
(8pt扱い)
10pt+2
プラチナ8pt10pt+2
ゴールド以下12pt14pt+2

※プレデター・マスターは据え置き。新ランクのエメラルドは現行8pt扱い、新案はプラチナと同じ10pt。

3人分を合算し、大会開始時に一度だけ加算。新案の最大は14pt×3人=42pt。ランク別初期HDCPと、②の競技経験によるキル上限は別の仕組みだ。

プレデター3人

0 → 0pt

現行 → 新提案

ダイヤモンド3人

18 → 21pt

現行 → 新提案

プラチナ3人

24 → 30pt

現行 → 新提案

ゴールド3人

36 → 42pt

現行 → 新提案

42ptは大きすぎないか?|仮に60ptを目指すなら

ゴールド3人・現行:初期36+試合24=60pt
新提案:初期42+試合18=60pt

ALGS順位配点なら:
42+チャンピオン12+追加6=60pt

追加6ptは他試合の順位・上限適用後のキル得点で積み上げる。低ランクをただ優遇するのでなく、下位にもチャンピオンから総合優勝へ届く可能性を残したい。60ptは検証用の仮定で、優勝条件・保証ではない。HDCP増加で実際の優勝ラインも上がりうるため、他チームの構成・成績と併せて検証する。

🏆 HDCPだけでは賞品を獲得できない。

初期HDCPはスタート地点の調整。賞品獲得資格は全4マッチの試合獲得・累計3pt以上で得る提案だ。順位ポイントと、②のチーム別上限を各試合で適用した後のキルポイントを合算し、初期HDCPは含めない。

賞品獲得資格ランプ|3ptでON、その後は維持

全4マッチの累計。1試合で3pt取る必要はない(静的図解)。

0pt

OFF

資格なし

1pt

OFF

資格なし

2pt

OFF

資格なし

3pt

ON ✅

資格あり

4pt以上

ON ✅

資格あり

3pt到達時点で資格を取得し、以後維持。例えば1+1+1ptでもよい。競技勢3人ならキル得点0ptなので順位ポイントで達成を目指す。通常の総合順位は別に集計し、資格取得だけで賞品獲得は確定しない。

ゴールドA:42+試合2=総合44pt
OFF|賞品資格なし

ゴールドB:42+試合3=総合45pt
ON ✅|賞品資格あり

3pt資格制の利点

HDCPだけの受賞を防ぎ、下位にも届く目標と達成感をつくる。戦闘を避けても、順位を上げて資格を得られる。

懸念・未確定の運用

3ptは高すぎないか、低すぎないか。取得後の意欲、総合上位でも対象外となる納得感、競技勢のキル上限との公平性が論点。賞品繰り下げ・最終戦チャンピオン賞への適用は未定。

💬 この配点と「3pt資格制」は妥当か?

ダイヤ7pt、プラチナ・エメラルド10pt、ゴールド以下14ptは適切か。初期HDCPを除く累計3ptを資格条件にすべきか。配点引き上げとセットで、効果・懸念・代替案を聞きたい。

④ その他|残る論点

🚫 キャラクターBAN

ALGSのようなBANを導入すべきか。構成の多様性と練習・運営負担を検討する(公式ルールAppendix G)。

🎁 賞品条件の運用

資格判定は③に集約。繰り下げや最終戦賞への適用を今後整理する。

③の3pt資格制を見る ↗

🎮 競技勢の定義

暫定案:「ALGS・PQ・CC・BLGSの2日目以降の出場経験者、またはPro League経験者」

大会・予選名称、対象期間、含める実績、自己申告・確認方法は適切か。有識者の意見を求めたい。

※このページは、数名のご意見を伺いたい方向けの資料であり、一般非公開ページです。
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