有識者の方に相談しつつルールの改善をはかる

ASLで導入されているHDCP制(ハンディキャップ制)。実力差に応じた初期ポイントが、強豪の競技性と下位チームの挑戦をどう両立させるのか、更なる改善をはかる。

by NAPARD • Last update:2026/11/7 ASL Alliance APEX

HDCP Ranking

ルールアドバイザーに イブぞうさん🐘🍄 招聘!

ASL / 2027 CUSTOM RULE · HDCP制の改定

2027年、ASLのカスタムルールを昇華させる

強いチームが勝つ原則を残しつつ、下位チームにも優勝の可能性を。

ASLはランクやK/Dで参加者を絞らず、ゴルフのようにハンデによって実力差を調整することで「強豪も油断できず、挑戦者にもジャイアントキリングのチャンスがあるカスタム」を目指している。

今回、競技性とエンタメ性の両方の理解、バランス感覚、センスといった全項を有する有識者 イブぞうさん をアドバイザーに迎え、独自の「HDCP(ハンディキャップ)制」を更にスリリングでエキサイティングなものへの改善を試みる。

ASL 2027 新ルール【まとめ】

参加前にチェックしておきたい、ポイントと賞品のルールをまとめました。

① HDCPポイント(事前ハンデ)

最高到達ランクを基本にしたハンデ。※実力に応じた調整あり

プレデター
0pt
マスター
4pt
ダイヤモンド
8pt
エメラルド
10pt
プラチナ
12pt
ゴールド以下
16pt

② 順位ポイント(マッチ毎)

各マッチの順位に応じて加算されます。ALGSを参考した配点。

1位
12pt
2位
9pt
3位
7pt
4位
5pt
5位
4pt
6〜7位
3pt
8〜10位
2pt
11〜20位
0pt

③ キルポイント(マッチ毎)

1キル=1pt・基本上限は1マッチ6pt

競技勢の人数に応じたキルポロックで、上限値が下がります。

競技勢0人
6pt
競技勢1人
5pt
競技勢2人
4pt
競技勢3人
3pt

④ キャラクターBAN

優勝チームが使った3キャラクターは、次のマッチ以降で使用できなくなります。

  1. M1なし
  2. M23キャラ
  3. M36キャラ
  4. M49キャラ

BANは全チームに適用され、対象キャラクターは以降のマッチで選択できません。

⑤ 賞品対象条件【必須】

マッチで 1pt以上の獲得は必須条件に

初期HDCPだけでは何かしらの賞を獲得できない設定であり、全てのチームの初期目標となります。

資格あり1度でも10位以内に入る、またはキルポイント1pt以上を獲得する。

資格なし試合獲得が0ptの場合。初期HDCPだけで総合上位でも対象外です。

総合優勝賞を含むすべての賞に適用します。資格取得は受賞確定ではありません。資格がないチームも総合ランキングには残ります。

⑥ 総合順位の決まり方

総合PT=初期HDCP+順位PT+キルPT

※順位・キルポイントは全4マッチの合計です。キルポイントは上限適用後の値を使います。

全4マッチ中3マッチでチャンピオンを獲得したチームは、総合ポイントに関係なく自動的に総合優勝です。該当するチームがいない場合は、総合ポイントで総合優勝を決めます。

同点時は、上限適用前の実際のチーム合計キル数が多いチームを上位にします。

⑦ 4つの賞

総合優勝賞
3マッチチャンピオンで自動総合優勝。該当チームがいなければ総合ポイント1位
ラストワン賞
第4マッチのチャンピオン
サバイバー賞
ランク構成下位5チームの総合ポイント最多
MVP賞(個人)
大会で活躍した個人選手

全賞共通で、試合獲得累計1pt以上の賞品資格が必要です。サバイバー賞の総合ポイントには初期HDCPを含みます。

01 / HDCP POINT · 新提案

HDCPポイント(開戦前ハンデ)

最高到達ランクに応じたHDCPポイントを付与。実力差があるチーム同士でも真剣に競い合えるスタート地点をつくる。

ランク別HDCPの新旧比較 プレイヤー1人あたり / 単位:pt
ランク 現行 新提案 変更
プレデター 0pt 0pt 維持
マスター 4pt 4pt 維持
ダイヤモンド 6pt 8pt +2
エメラルド ― 10pt 新設
プラチナ 8pt 12pt +4
ゴールド以下 12pt 16pt +4

DESIGN INTENT / 配点の根拠

プレデター=上級者、ダイヤ=中級者、ゴールド以下=初心者、という前提に基づき基本設計

プレデター

0pt

ダイヤ

8pt

ゴールド以下

16pt
← 差は8pt →← 差は8pt →

「ダイヤからみたプレ」と「ゴールド以下からみたダイヤ」は同じぐらい強い(自分と大差ある)と感じる、という感覚ベース

3人分を合算。初期HDCPは大会開始時に一度だけ。

同じランク3人で組んだ代表例 / 棒の最大幅=48pt。混成チームも各選手の配点を合算する。

プレデター3人0pt
マスター3人12pt
ダイヤ3人24pt
プラチナ3人36pt
ゴールド以下3人48pt

HDCP対象ランクの調整

HDCP対象ランクは最高到達ランク(Season 12 / 17 / 18 / 19は対象外)を基準とするが、オプション調整で更に実力とハンデがアジャストするよう努める。

ADJUST DOWN

ハンデ対象ランクを下げる救済オプ

本人の希望を受け、1ランク下を検討

調整対象となる条件

  • 最高到達ランクが、頑張った記念到達の「Lv4」である。
  • Lv4以上でも対象ランク到達が20シーズン以上前である。

※希望だけで自動変更されるものではなく、提出画像などで審査を行う。その為、イベント1週間前までの打診が必要になります。

ADJUST UP

ハンデ対象ランクを上げる格上げオプ

大会成績から現行ハンデを超える実力と判断

成績に基づく補正

複数回にわたり高いダメージ数やキル数などを記録し、設定ランクを上回る実力と判断される場合は、HDCP対象ランクを引き上げる。

※真の実力に相応しいハンデ付けをそもそもの目的としており、運営がその実力に敬意を表した名誉の格上げ処置です。

02 / MATCH POINT · 新提案

マッチポイント

HDCPを引き上げに応じてマッチポイントも見直す必要がある。HDCP0ptのプレデターフルパが逆転可能な得点設計を整える。

なぜ、順位ポイントを変更するのか?

新HDCPでは、ゴールド以下の3人チームに最大48ptの初期ポイントが与えられる。

しかし、旧制度の試合配点では、HDCP0ptのプレデターフルパが4試合すべて優勝し、毎試合キルポイントを当時の上限5ptまで獲得しても最大48pt。最高の成績を残しても、初期HDCP48ptを試合得点だけでは上回れない。

下位ランクの初期HDCPを引き上げる以上、強豪チームにも実力で逆転できる可能性が必要。「強いチームが勝つ」というASLの原則を残すために、順位配点を見直す。

旧制度と2027年新提案の試合配点

全4マッチ優勝・各試合キルポイント上限到達時の理論上の最大得点 / 初期HDCPは含まない

旧制度

試合獲得合計・最大

48pt

順位28pt + キル20pt

初期HDCP最大48ptと同点

最高の成績でも、初期HDCP48ptを超えられない。

2027年新提案

試合獲得合計・最大

72pt

順位48pt + キル24pt

初期HDCP最大48ptを上回れる

強豪にも、実力で逆転する道を残す。

両カードとも棒の最大幅=72pt。青=順位ポイント / オレンジ=キルポイント。

※72ptは競技勢による追加キルポイント制限がない場合の理論上の最大値。競技勢3人のチームでは各試合のキルポイント上限が3ptとなり、4試合の最大獲得ポイントは60ptです。旧制度の48pt・新提案の72ptは予想優勝ラインではなく、実際の逆転可能性は参加チームの構成や試合結果によって異なります。

ASL新配点と現行・ALGS公式配点の比較 1マッチ / 単位:pt
順位 現行ASL ASL新提案 ALGS公式
1位 71212
2位 599
3位 377
4位 155
5位 044
6位 033
7位 033
8位 022
9位 022
10位 022
11〜15位 001
16〜20位 000

ALGSの順位配点をベースに、11〜15位を0ptへ変更。上位残りを重視した独自調整。

下位チームには、ハンデの恩恵でのチャンスを。
強豪チームには、それを実力で覆せる可能性を。

この両立が、今回の順位ポイント変更の目的。

ALGSの順位配点をベースとした配点へ

順位で上位に入ることを重視し、11位以下には順位ポイントを付与しない。チャンピオン1回につき12pt、4試合全勝なら順位48pt+キル最大24pt=72ptとなり、初期HDCPを持たない強豪にも逆転の数学的な可能性を残す。

チャンピオン3回は問答無用で総合優勝

3マッチでチャンピオンを獲れば、それはもう自動的に総合優勝。これは、ポイントランキングの順位を度外視するもので、キルポは僅かでも、1マッチは大敗しても、とにかくチャンピオンを獲っていく事が最重要であるとする設計。

03 / ADVANCED PLAYER HANDICAP · 新提案

キルポロックとキャラBAN

高い戦闘能力や大会経験を持つ選手も、ASLへの参加を歓迎する。キルムーブだけが有利になる展開を抑え、順位・チャンピオン・構成の対応力が問われる勝負へ。

01. 競技勢キルポロック

競技勢の人数で、チームのキル上限を調整。1キル=1pt。マッチ毎のキルポ上限は1マッチ6ptが基本で、4マッチ最大24pt。競技勢が1人増えるごとに、 チーム全体の上限を1ptづつロック(引き下げる)。これを競技勢の追加ハンデとする。

競技勢の定義(変更の可能性あり)

「ALGS・PQ・CC・BLGSの2日目以降の出場経験者、またはPro League経験者」

最高到達ランクは問わず(マスターランクの選手などでも)同じ定義を適用し、キルポ・ロックの対象とする。

キルポ・ロックは第1〜第4マッチすべてで適用。マッチポイントとしてのキルポ以外に、実際のキル数はトータルポイントで同順位の優劣決めに使われるので、総キル数が無価値な訳ではない。

キルポ上限 = 6 − 競技勢人数

チーム単位 / ゲージ最大幅=6pt
競技勢 1マッチ毎のキルポ上限 4マッチ最大
0人

6pt

24pt
1人

5pt

20pt
2人

4pt

16pt
3人

3pt

12pt

競技勢フルパ / 試合獲得最大

60pt

順位48pt + キル12pt

ただ3回勝てば総合優勝

競技勢フルパは、マッチ毎のキルポ上限は3ptとなり、ランキングではかなり厳しいハンデ戦になる。プロだけの戦場とは異なる圧倒的強者として「3回チャンピオンとれば総合優勝」「つまずいたら最終戦チャンピオンの賞だけもらう」というシンプル・マインドで良いと思われる。

02. キャラBANシステム

各マッチの優勝チームが使用した3キャラクターを、次のマッチ以降で全チームが選択できないようにする。 「同じ構成の同じパーティーに繰り返し倒される」状況を減らし、勝利のたびに、次の構成を問う。戦略とキャラクター運用の幅を競技要素にする提案。

キャラクターBANの進行 / 優勝チームの構成が積み上がる
  1. MATCH 01

    0 キャラ

    BANなし でスタート

  2. MATCH 02

    3 キャラ

    第1マッチ優勝チーム の3キャラずつが対象

  3. MATCH 03

    6 キャラ

    第1・第2マッチ優勝チーム の3キャラずつが対象

  4. MATCH 04

    9 キャラ

    第1〜第3マッチ優勝チーム の3キャラずつが対象

M1〜M3は優勝したマッチを示す。BAN済みのキャラクターは選択できないため、毎回新たな3キャラクターが追加され、第2マッチは3、第3マッチは6、最終第4マッチは9キャラクターがBANされる。

04 / AWARD ELIGIBILITY · 新提案

賞品対象条件

初期HDCPだけで総合上位になる可能性があるからこそ、賞品には実戦の成果を求める。
最低条件は、 全4マッチの試合獲得ポイントが累計1pt以上であること。

例えば、4マッチのうち1度でも10位以内に入るか、1キルを獲得すれば条件を満たせる。10位以内なら順位ポイントは最低2pt。1キルはチームのキルポイント上限の範囲内で1ptとして加算されることが前提で、競技勢3人でも上限は3ptのため、通常は1キルで資格を得られる。11〜15位に入っただけでは順位ポイントは0ptで、資格は得られない。

OFF / 賞品資格なし

ゴールド以下3人

初期48pt + 試合0pt = 48pt

たとえ総合ランキング1位でも、総合優勝賞を含むすべての賞品対象外 。初期HDCPだけでは資格を得られない。

ON / 賞品資格あり

ゴールド以下3人

初期48pt + 試合1pt = 49pt

試合で1pt以上を獲得すれば資格が発生。資格を得ることと、実際に受賞することは別 であり、受賞の確定を意味しない。

総合順位の集計と、賞品獲得資格の判定は分けて扱う。資格のないチームをランキングから自動的に除外する仕組みではない。賞品の繰り下げなど、具体的な運用は今後整理する。

05 / OTHER RULES & AWARDS · 新提案

その他・賞制度

01実キル数はタイブレークに。

総合ポイント同点時は、実際のチーム合計キル数が多いチームを上位にする 。上限を設けるのは加算するキルポイントであり、実キル数の価値は残す。

例:総合40pt同士なら、上限適用後の得点が同じでも実キル総数で比較する。実キル数も同じ場合の扱いは未確定。

02最終戦の価値は、賞品で高める。

最終戦だけキル上限を開放する案は採用しない。 3試合で維持した実力差の調整が崩れ「キルより順位、何よりチャンピオンを重視」する一貫性が失われるため。得点ルールは全4マッチで統一する。

代わりに、総合優勝が難しくなったチーム(特に高ハンデのチーム)にも最後まで楽しんでもらえるよう、第4マッチのチャンピオンへ贈る「ラストワン賞」 を設ける。

03挑戦者の成果を、サバイバー賞へ。

従来のランクアップ賞を廃止し、サバイバー賞を新設 。ランク構成が下位の5チームを対象に、総合ポイント(初期HDCPポイント+全4マッチの獲得マッチポイント)が最も多いチームへ贈る。

獲得マッチポイントは、全4マッチの順位ポイントと各マッチの上限適用後のキルポイントを合算する。全賞共通の「試合獲得累計1pt以上」という賞品資格条件も適用する。対象となる下位5チームの具体的な選定方法や同順位処理は未確定。

ASL CUSTOM AWARDS

4つの栄誉

総合力、最後の勝利、挑戦の成果、そして個人の活躍を讃える。

01 / OVERALL · チーム

総合優勝賞

全4マッチ中3マッチでチャンピオンを獲得したチームは、総合ポイントに関係なく自動的に総合優勝。該当するチームがいない場合は、初期HDCP+全4マッチの獲得ポイントによる総合成績で決まる、ASLの頂点。

評価するもの / 総合力

02 / LAST ONE · チーム

ラストワン賞

第4マッチのチャンピオンへ。総合優勝賞に近い価値の賞品を想定し、最後の勝利を大きな目標に。

狙う瞬間 / 最終戦のチャンピオン

03 / SURVIVOR · チーム

サバイバー賞

ランク構成下位5チームのうち、初期HDCP+全4マッチの獲得ポイントによる総合得点が最も高いチームへ。

競い合うもの / 総合ポイント(HDCP+マッチポイント)

04 / MOST VALUABLE PLAYER · 個人

MVP賞(個人)

大会で活躍した選手個人を表彰。チームの成績に加えて、一人のプレイヤーが見せた活躍にも光を当てる。

表彰の対象 / 選手個人

全賞共通:試合獲得累計1pt以上の賞品資格が必要。賞品額・具体的な景品、MVPの詳細な選考基準は未確定。

※新たなHDCP制は2027年から導入予定。それ以降も改善は継続します。
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